お知らせ・活動報告

お知らせ・活動報告

小学部 自立活動

小学部自立活動の様子の一部をお届けします。

机やゴムバンドを活用して、くぐる・跨ぐを中心としたボディイメージを養う活動を行いました。写真にうつっているのは「机でトンネルくぐり」「机の間をジャンプ」の様子です。

 

 

 

 

 

 

特に「机でトンネルくぐり」は、姿勢を変えて狭い空間を進むことで、ボディイメージ獲得につなげることをねらいとして取り組んでいます。また、自分からは見えない背中側がぶつからないように意識を向けることで、からだの輪郭をつかむことにつながります。

こどもの様子に応じて、机を並べて長いトンネルをつくるのも楽しそうですね!

ぜひ、お家でも椅子や机を活用して取り組んでみてください!

年度当初 自立活動説明会

いよいよ新学期がスタートしますね。

学校では、年度当初恒例の本校教職員向け自立活動説明会を実施しました。

本校の自立活動で大切にしていることを共有しました。

実際に先生方に活動を体験していただいたりと、実践例を交えながら行いました。

 

 

中学部 自立活動(グループ自立)

中学部の自立活動をご紹介します。

写真は魚釣りやペットボトル運びの様子になります。

ものや他者の動きに応じて、自分の行動を調整することが共通のねらいです。

魚釣りでは、釣り糸のゆれや友だちの動きに気を付けながら、集中して魚を釣っています。ペットボトル運びは友だちと力を合わせて、チューブを弾いたり、縮めたりしながら、奥野かごにペットボトルを運んでいます。

 

小学部 自立活動

小学部1年生の自立活動の様子をお届けします。

授業の始めは「はじめよう」の音楽に合わせてタンバリンを叩きます。リズムを意識して叩けるようになってきました。

他にも、音楽が鳴っている間歩く、止まったら先生の出したカードを見て同じイラストのマットに止まる、といった活動に取り組んでいます。はじめは先生のカードに注意を向けることが難しかった子も、徐々に音楽が止まったらカードに注意を向け、正しいイラストに止まれるようになってきました。

下2枚の写真は箱押し・箱引っ張りです。様々な力の入れ方を学ぶために取り組んでいます。回数を重ねるごとに重たいものでも、脚を踏ん張って運べるようになってきました。

小学部 自立活動(グループ自立)

今回は小学部4年生の自立活動の様子をご紹介します。

 

棒で繋がったトングを使って交互に自分の色のボールをかごに入れる活動です。

言葉で色や順番を伝えあったり、相手の動きに合わせたりしながら、コミュニケーションを取れるように言葉かけをしています。

 

 

スクーターボードに乗った友達を引っ張って障害物を避けていく活動です。

ぶつからないように周囲を確認したり、止まる場所のマークを意識して速さを調整したりする必要があります。

乗っている児童も「ぶつかるよ」と引っ張る役の児童に教えてあげながら協力して取り組んでいます。

第2回 自立活動保護者学習会

11月18日(月)に第2回自立活動保護者学習会を行いました。

ご参加いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。

講義の中で多くの方が、うむうむ!と大きく頷きながら話を聞いてくだっている様子を見て、

普段考えていることや悩まれていることに近い話題になったのかなと感じています。

今回のテーマは「人とのつながりを深める関係づくり ーアタッチメントの形成に向けてできることー」としました。

アタッチメントとは、子どもと養育者との間に築く情緒的なきずなをさします。

話の中では、アタッチメントの形成の対人関係に関する効果とアタッチメントの形成の難しさの背景にある障害の特性や個人的気質などを確認したうえで、

以下のような観点(一部のみ紹介)から子どもたちの人との関わりの広がりについて考えました。

①家庭内で子どもとの関わりを整理し深めるポイント

 子どもの好きなこと、苦手なこと等を把握し、気になる行動や執着的な関わりを整理することの有効性が話されました。よりよい関わり方を伝えたり、場面や時間を区切った要求の受け入れなども紹介していただきました。

②アタッチメントの対象の広がり

 特定のアタッチメント対象ができたら、それを少しずつ増やしていくことが将来的に必要になるというお話もありました。家族や学校、地域の中に子どもが安心して力を発揮できる場所を増やしていくことの重要性は参加していただいた皆さんが課題意識を持てたように感じます。「特定の養育者だけでがんばらない!」という遠藤先生のお話しが印象的でした。

次年度以降も自立活動保護者学習会を企画していきます。ぜひ、ご参加ください。

文教大学 出張授業

11月12日(火)に文教大学の学生向けに「特別支援学校における自立活動の実際について」というテーマで講義を行いました。

当日は、学校現場でどのような自立活動の授業が行われているのか、実際の授業の様子をお見せしたり、体験活動も取り入れました。

最後の質疑応答では具体的な質問もあり、関心をもって受講していました。

小学部 自立活動

 今回は、小学部2年生の自立活動の様子をご紹介します。

 写真は、円盤ブランコを楽しんでいる様子です。揺れても落ちないように、全身の筋肉を使ってからだの位置を調節する必要があります。姿勢保持に加え、注視をねらいとした活動として、回転しながら教員に差し出されたタンバリンをタッチすることにも挑戦しています。

 

 

 「はやい」「ゆっくり」等、回転や揺れの速度を言葉やカードで伝えたり、普段受けることのない感覚を揺れ遊具で楽しみながら、様々な動きに挑戦しています!

 

高等部 自立活動(グループ自立)

今回は、高等部1年の自立活動(グループ自立)の様子をご紹介します。

 

 

左の写真の活動は、足の力を使って、下に落ちているタオルを拾いかごに入れる活動です。

かごが若干高い位置にあるので、しっかり足を上げないと届かないようになっています。また、片足立ちになるため、バランス力も鍛えられます。

右の写真の活動はパズルを行っています。

4ピースや6ピースなど枠のないパズルを行い、絵柄をみて一致させる活動や指先の動きを使ってパズルを動かすようにしています。

 

生徒によって活動内容が変わっていますが皆さん最後まで取り組めました。

自立活動部主催夏季全体研修会

8月26日(月)に言語聴覚士の後藤 多可志先生を講師に迎え、

『発達段階からみる個に適したコミュニケーション ~2事例の解説から~』をテーマに

個々の発達段階に適したコミュニケーションツールについて研修会を行いました。

”コミュニケーション”となると、どうしても”言語”というイメージもありますが、

今回は”言語”に縛られず ”個々に適した” をポイントとし、事例を基にしながらご講義いただきました。

夏休みもあと少し!

学校では2学期に向けて様々な準備をし、みなさんに会えるのを楽しみにしています♪

夏休みに家族で遊べる「ふれあいあそび」

今月の活動報告は夏休み特別バージョンとして、夏休みに家族で遊べる自立活動で行われている活動を紹介します。

今回のテーマは「触覚」です。「さわる・ふれる」役割のある触覚は、うまく活用できないと、

人に触れられても安心したり心地よさを感じにくかったり、

身体の動きがぎこちなくなったり、姿勢が上手に保てなくなったりと、

生活や学習の困りごとにつながりやすいです。

学校では、そんな困難さの原因になりやすい「触覚」を上手に使えるようにするために、

自立活動の指導や授業の始まり、ちょっとした遊びの時間にスキンシップや手遊び等をたくさん取り入れてアプローチしています。夏休み中にもご家庭で『楽しく♪』遊んでもらえると、学習の効果が持続するかもしれません。

今回は二つの活動を紹介します。

①いろいろな感触に触れてみよう

タオルやスポンジ、筆、つぶつぶ付きの軍手、空き缶などの様々な感触の素材を用意します。

まずはお子さんと一緒に触って楽しみます。その感触を「ざらざら」「つるつる」等の擬音にしてみると感触を認識しやすいです。慣れてきたら、目をつむったり、背中などの見えない部分にトントンしたりすりすりしてみて、どの素材だったかの当てっこをするのも楽しいですね。

触られることが苦手な子には空き缶のように面がつるつるでひんやりしたものが受け入れやすいですし、

触られることに気づきにくい(こちょこちょがきかない)子には軍手やスポンジがわかりやすいです。

 

②背中に〇×

これは①の応用です。

まずは、一緒に紙などに描いた〇と×を指でなぞって形を確認します。

その後に見える体の部分に書いて確認したら、いよいよクイズです。

背中に〇×を書きます。言葉で伝えることが苦手な子は、紙に書いた〇×に指をさしてもいいですね。

ステップアップとしては、三角や四角を足したり、数字にチャレンジも!背中だけではなくいろいろな体の部分でやっても楽しいです。大人であれば、「横向きの漢字」等がとっても難しいのでチャレンジしてみてください。

 

どの活動もお家では、「楽しく♪」を大切に取り組んでみてください。

素敵な夏休みになりますように!

自立活動部:西塚

 

外部専門家来校( 作業療法士 / 臨床心理士 )

先日、作業療法士の小川先生 と 臨床心理士の遠藤先生が来校されました。

日中は児童生徒観察を行っていただき、

放課後にはそれぞれの専門分野から、

お子さんの行動の捉え方や指導支援方法について担任へフィードバックをしていただきました。

 

中学部 自立活動(クラス自立)

今回は、中学部1年の自立活動(クラス自立)の様子をご紹介します。

 

両手にボールを乗せたカップやおぼんを持ちながら順路に沿って運ぶという活動になります。ただ、その順路は足裏を刺激するものばかり!今の時期らしく裸足で!動作調整や姿勢保持を主なねらいとして取り組んでいます。

また、一人一人違うルートや課題を設定することで、個々のねらいに応じた活動になるように工夫しています。

 

  

 

裸足になる機会は少ないからか、靴を履いた状態では難しい姿勢にも楽しみながら果敢に挑戦しています!

 

外部専門家来校(言語聴覚士)

先日、言語聴覚士の後藤先生が来校されました。

児童生徒の観察・個別指導後には、担任へフィードバックをし、

お子さんの様子や今後の指導支援に関する助言をしてくださいました。

小学部 自立活動(時間における指導)

今回は、小学部の自立活動(時間における指導)の様子をご紹介します。

 

こちらは、本校の特色でもある音楽療法を取り入れた活動になります。

タッチベルを使用しながら、他者意識行動調整を主なねらいとして取り組んでいます。

自立活動は、集団での学習が有効・効果的な場合は小集団での活動も行いますが、基本は個別での学習になります。

カーテンやパーテーションで場所を区切り、教員と個別での学習ができるよう工夫しながら行っています。

 

年度当初 自立活動研修会

いよいよ来週から新学期がスタートしますね。

学校では、本校教職員向けに自立活動研修会を実施しました。

自立活動とはどういったものなのか、

活動を考える際どのような視点が必要なのか等、実践例を交えながら行いました。

♫始業式・入学式にみなさんにお会いできるのをたのしみにしています♫

抽出自立活動

 

「手指を使おう」

 手指をたくさん使うことをねらいとして、輪飾りを作りました。

 工程がいくつかありますが、一つずつ分けながら取り組み、徐々に全工程を一人で行えるようにして いきました。「はさみの操作」「目で見て指先を動かす」「工程を理解する」といったさまざまなポイントがありますが、繰り返し行うことで教員の支援は最小限で取り組めるようになり、生徒自身の自信にもつながっていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「身体を動かそう」

 バランスボールを題材にした活動を紹介します。

 

「体幹」「バランス感覚」「ストレッチ」など、からだへのアプローチをねらいとしています。

 姿勢を維持すると体幹の力が向上したり、不安定なバランスボールに乗るだけでバランス感覚が養えたりする要素があるので、バランスボールでの活動を取り入れた授業をするグループも多いです。

 はじめは少ない回数や短い時間からスタートして、児童生徒の動きを見て、徐々に応用していくようにしています。

 体幹やバランス感覚などが向上したり、からだを動かしたりすることによって、他の学習場面でもプラスの学習効果が期待できます。

小学部・中学部 自立活動学習会

1月30日(火)小学部と中学部合同で自立活動学習会を行いました。

講師に言語聴覚士の後藤多可志先生をお招きして、「STの指導の実際と発達段階からみる個に適したコミュニケーション」というテーマでご講義いただきました。

講義の前半では、後藤先生が児童生徒の観察を行う際の視点を、実際の映像と共に詳しく解説していただきました。後半では、言葉を獲得するまでの段階について、AAC(拡大代替コミュニケーション)についての解説をしていただきました。

「コミュニケーション=ことば」にいきがちですが、子ども達に意味のある言葉、生きた言葉を獲得してもらうためにも、言葉に到達するまでの段階を丁寧に指導支援できたらと改めて感じました。

 

【小学部重複4.5年生】自立活動の様子

ねらい

・身体の学習を通して基本動作や姿勢を保持する力をつけられるようにする。

・一定時間気持ちを向けて活動に取り組むことができるようにする。

足首を柔軟に使うことができるようにはしごや一本橋を渡る活動に取り組んでいます。
傾斜をつけてもスムーズに進めるようになってきました。

肋木を登って、左右に移動できるようになってきました。

小学部3年生 自立活動の様子

【ねらい】

・見通しを持って落ち着いて活動に参加することができる。

・簡単なルールのある活動に取り組むことができる。

・様々な感覚刺激を受け入れることができる。

 

〈活動A バランスボール体操〉

 YouTube動画『越西バランスボール体操第一』を目で見て音で聞いて取り組む活動。

    片足で弾んだり、両足で弾みながら手を叩いたり、身体を前後左右に重心移動したり、と身体の様々な部分を使い姿勢を保ちます。

〈活動B ふれあいたいそう〉

 児童が横になり、教員が身体に圧刺激を入れる活動。

 体操のはじめに2択(タオル、スポンジ)の質問を行い、どちらを使用するか決めます。

 抵抗なく受け入れやすいように圧を加え、触覚にアプローチします。

 

 

〈活動C スクーターボード〉

 スクーターボード(板に車輪のついた乗り物)を教員と児童が交代で乗ったり引いたりする活動。

 ①教員が乗り児童が引く

  重さのあるものを引くため、腕や身体にグッと力を入れます。

 ②児童が乗り教員が引く

  落ちないように体幹を使います。児童から速度について要求を伝えてくることもあり、コミュニケーションをとる  学習につながります。