お知らせ・活動報告

お知らせ・活動報告

高等部 自立活動(グループ自立)

今回は、高等部1年の自立活動(グループ自立)の様子をご紹介します。

 

 

左の写真の活動は、足の力を使って、下に落ちているタオルを拾いかごに入れる活動です。

かごが若干高い位置にあるので、しっかり足を上げないと届かないようになっています。また、片足立ちになるため、バランス力も鍛えられます。

右の写真の活動はパズルを行っています。

4ピースや6ピースなど枠のないパズルを行い、絵柄をみて一致させる活動や指先の動きを使ってパズルを動かすようにしています。

 

生徒によって活動内容が変わっていますが皆さん最後まで取り組めました。

自立活動部主催夏季全体研修会

8月26日(月)に言語聴覚士の後藤 多可志先生を講師に迎え、

『発達段階からみる個に適したコミュニケーション ~2事例の解説から~』をテーマに

個々の発達段階に適したコミュニケーションツールについて研修会を行いました。

”コミュニケーション”となると、どうしても”言語”というイメージもありますが、

今回は”言語”に縛られず ”個々に適した” をポイントとし、事例を基にしながらご講義いただきました。

夏休みもあと少し!

学校では2学期に向けて様々な準備をし、みなさんに会えるのを楽しみにしています♪

夏休みに家族で遊べる「ふれあいあそび」

今月の活動報告は夏休み特別バージョンとして、夏休みに家族で遊べる自立活動で行われている活動を紹介します。

今回のテーマは「触覚」です。「さわる・ふれる」役割のある触覚は、うまく活用できないと、

人に触れられても安心したり心地よさを感じにくかったり、

身体の動きがぎこちなくなったり、姿勢が上手に保てなくなったりと、

生活や学習の困りごとにつながりやすいです。

学校では、そんな困難さの原因になりやすい「触覚」を上手に使えるようにするために、

自立活動の指導や授業の始まり、ちょっとした遊びの時間にスキンシップや手遊び等をたくさん取り入れてアプローチしています。夏休み中にもご家庭で『楽しく♪』遊んでもらえると、学習の効果が持続するかもしれません。

今回は二つの活動を紹介します。

①いろいろな感触に触れてみよう

タオルやスポンジ、筆、つぶつぶ付きの軍手、空き缶などの様々な感触の素材を用意します。

まずはお子さんと一緒に触って楽しみます。その感触を「ざらざら」「つるつる」等の擬音にしてみると感触を認識しやすいです。慣れてきたら、目をつむったり、背中などの見えない部分にトントンしたりすりすりしてみて、どの素材だったかの当てっこをするのも楽しいですね。

触られることが苦手な子には空き缶のように面がつるつるでひんやりしたものが受け入れやすいですし、

触られることに気づきにくい(こちょこちょがきかない)子には軍手やスポンジがわかりやすいです。

 

②背中に〇×

これは①の応用です。

まずは、一緒に紙などに描いた〇と×を指でなぞって形を確認します。

その後に見える体の部分に書いて確認したら、いよいよクイズです。

背中に〇×を書きます。言葉で伝えることが苦手な子は、紙に書いた〇×に指をさしてもいいですね。

ステップアップとしては、三角や四角を足したり、数字にチャレンジも!背中だけではなくいろいろな体の部分でやっても楽しいです。大人であれば、「横向きの漢字」等がとっても難しいのでチャレンジしてみてください。

 

どの活動もお家では、「楽しく♪」を大切に取り組んでみてください。

素敵な夏休みになりますように!

自立活動部:西塚

 

外部専門家来校( 作業療法士 / 臨床心理士 )

先日、作業療法士の小川先生 と 臨床心理士の遠藤先生が来校されました。

日中は児童生徒観察を行っていただき、

放課後にはそれぞれの専門分野から、

お子さんの行動の捉え方や指導支援方法について担任へフィードバックをしていただきました。

 

中学部 自立活動(クラス自立)

今回は、中学部1年の自立活動(クラス自立)の様子をご紹介します。

 

両手にボールを乗せたカップやおぼんを持ちながら順路に沿って運ぶという活動になります。ただ、その順路は足裏を刺激するものばかり!今の時期らしく裸足で!動作調整や姿勢保持を主なねらいとして取り組んでいます。

また、一人一人違うルートや課題を設定することで、個々のねらいに応じた活動になるように工夫しています。

 

  

 

裸足になる機会は少ないからか、靴を履いた状態では難しい姿勢にも楽しみながら果敢に挑戦しています!

 

小学部 自立活動(時間における指導)

今回は、小学部の自立活動(時間における指導)の様子をご紹介します。

 

こちらは、本校の特色でもある音楽療法を取り入れた活動になります。

タッチベルを使用しながら、他者意識行動調整を主なねらいとして取り組んでいます。

自立活動は、集団での学習が有効・効果的な場合は小集団での活動も行いますが、基本は個別での学習になります。

カーテンやパーテーションで場所を区切り、教員と個別での学習ができるよう工夫しながら行っています。

 

年度当初 自立活動研修会

いよいよ来週から新学期がスタートしますね。

学校では、本校教職員向けに自立活動研修会を実施しました。

自立活動とはどういったものなのか、

活動を考える際どのような視点が必要なのか等、実践例を交えながら行いました。

♫始業式・入学式にみなさんにお会いできるのをたのしみにしています♫

抽出自立活動

 

「手指を使おう」

 手指をたくさん使うことをねらいとして、輪飾りを作りました。

 工程がいくつかありますが、一つずつ分けながら取り組み、徐々に全工程を一人で行えるようにして いきました。「はさみの操作」「目で見て指先を動かす」「工程を理解する」といったさまざまなポイントがありますが、繰り返し行うことで教員の支援は最小限で取り組めるようになり、生徒自身の自信にもつながっていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「身体を動かそう」

 バランスボールを題材にした活動を紹介します。

 

「体幹」「バランス感覚」「ストレッチ」など、からだへのアプローチをねらいとしています。

 姿勢を維持すると体幹の力が向上したり、不安定なバランスボールに乗るだけでバランス感覚が養えたりする要素があるので、バランスボールでの活動を取り入れた授業をするグループも多いです。

 はじめは少ない回数や短い時間からスタートして、児童生徒の動きを見て、徐々に応用していくようにしています。

 体幹やバランス感覚などが向上したり、からだを動かしたりすることによって、他の学習場面でもプラスの学習効果が期待できます。

小学部・中学部 自立活動学習会

1月30日(火)小学部と中学部合同で自立活動学習会を行いました。

講師に言語聴覚士の後藤多可志先生をお招きして、「STの指導の実際と発達段階からみる個に適したコミュニケーション」というテーマでご講義いただきました。

講義の前半では、後藤先生が児童生徒の観察を行う際の視点を、実際の映像と共に詳しく解説していただきました。後半では、言葉を獲得するまでの段階について、AAC(拡大代替コミュニケーション)についての解説をしていただきました。

「コミュニケーション=ことば」にいきがちですが、子ども達に意味のある言葉、生きた言葉を獲得してもらうためにも、言葉に到達するまでの段階を丁寧に指導支援できたらと改めて感じました。