お知らせ・活動報告
第2回 自立活動保護者学習会
11月18日(月)に第2回自立活動保護者学習会を行いました。
ご参加いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。
講義の中で多くの方が、うむうむ!と大きく頷きながら話を聞いてくだっている様子を見て、
普段考えていることや悩まれていることに近い話題になったのかなと感じています。
今回のテーマは「人とのつながりを深める関係づくり ーアタッチメントの形成に向けてできることー」としました。
アタッチメントとは、子どもと養育者との間に築く情緒的なきずなをさします。
話の中では、アタッチメントの形成の対人関係に関する効果とアタッチメントの形成の難しさの背景にある障害の特性や個人的気質などを確認したうえで、
以下のような観点(一部のみ紹介)から子どもたちの人との関わりの広がりについて考えました。
①家庭内で子どもとの関わりを整理し深めるポイント
子どもの好きなこと、苦手なこと等を把握し、気になる行動や執着的な関わりを整理することの有効性が話されました。よりよい関わり方を伝えたり、場面や時間を区切った要求の受け入れなども紹介していただきました。
②アタッチメントの対象の広がり
特定のアタッチメント対象ができたら、それを少しずつ増やしていくことが将来的に必要になるというお話もありました。家族や学校、地域の中に子どもが安心して力を発揮できる場所を増やしていくことの重要性は参加していただいた皆さんが課題意識を持てたように感じます。「特定の養育者だけでがんばらない!」という遠藤先生のお話しが印象的でした。
次年度以降も自立活動保護者学習会を企画していきます。ぜひ、ご参加ください。