お知らせ・活動報告

お知らせ・活動報告

小学部 自立活動(グループ自立)

今回は小学部4年生の自立活動の様子をご紹介します。

 

棒で繋がったトングを使って交互に自分の色のボールをかごに入れる活動です。

言葉で色や順番を伝えあったり、相手の動きに合わせたりしながら、コミュニケーションを取れるように言葉かけをしています。

 

 

スクーターボードに乗った友達を引っ張って障害物を避けていく活動です。

ぶつからないように周囲を確認したり、止まる場所のマークを意識して速さを調整したりする必要があります。

乗っている児童も「ぶつかるよ」と引っ張る役の児童に教えてあげながら協力して取り組んでいます。

第2回 自立活動保護者学習会

11月18日(月)に第2回自立活動保護者学習会を行いました。

ご参加いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。

講義の中で多くの方が、うむうむ!と大きく頷きながら話を聞いてくだっている様子を見て、

普段考えていることや悩まれていることに近い話題になったのかなと感じています。

今回のテーマは「人とのつながりを深める関係づくり ーアタッチメントの形成に向けてできることー」としました。

アタッチメントとは、子どもと養育者との間に築く情緒的なきずなをさします。

話の中では、アタッチメントの形成の対人関係に関する効果とアタッチメントの形成の難しさの背景にある障害の特性や個人的気質などを確認したうえで、

以下のような観点(一部のみ紹介)から子どもたちの人との関わりの広がりについて考えました。

①家庭内で子どもとの関わりを整理し深めるポイント

 子どもの好きなこと、苦手なこと等を把握し、気になる行動や執着的な関わりを整理することの有効性が話されました。よりよい関わり方を伝えたり、場面や時間を区切った要求の受け入れなども紹介していただきました。

②アタッチメントの対象の広がり

 特定のアタッチメント対象ができたら、それを少しずつ増やしていくことが将来的に必要になるというお話もありました。家族や学校、地域の中に子どもが安心して力を発揮できる場所を増やしていくことの重要性は参加していただいた皆さんが課題意識を持てたように感じます。「特定の養育者だけでがんばらない!」という遠藤先生のお話しが印象的でした。

次年度以降も自立活動保護者学習会を企画していきます。ぜひ、ご参加ください。

文教大学 出張授業

11月12日(火)に文教大学の学生向けに「特別支援学校における自立活動の実際について」というテーマで講義を行いました。

当日は、学校現場でどのような自立活動の授業が行われているのか、実際の授業の様子をお見せしたり、体験活動も取り入れました。

最後の質疑応答では具体的な質問もあり、関心をもって受講していました。

小学部 自立活動

 今回は、小学部2年生の自立活動の様子をご紹介します。

 写真は、円盤ブランコを楽しんでいる様子です。揺れても落ちないように、全身の筋肉を使ってからだの位置を調節する必要があります。姿勢保持に加え、注視をねらいとした活動として、回転しながら教員に差し出されたタンバリンをタッチすることにも挑戦しています。

 

 

 「はやい」「ゆっくり」等、回転や揺れの速度を言葉やカードで伝えたり、普段受けることのない感覚を揺れ遊具で楽しみながら、様々な動きに挑戦しています!

 

高等部 自立活動(グループ自立)

今回は、高等部1年の自立活動(グループ自立)の様子をご紹介します。

 

 

左の写真の活動は、足の力を使って、下に落ちているタオルを拾いかごに入れる活動です。

かごが若干高い位置にあるので、しっかり足を上げないと届かないようになっています。また、片足立ちになるため、バランス力も鍛えられます。

右の写真の活動はパズルを行っています。

4ピースや6ピースなど枠のないパズルを行い、絵柄をみて一致させる活動や指先の動きを使ってパズルを動かすようにしています。

 

生徒によって活動内容が変わっていますが皆さん最後まで取り組めました。

自立活動部主催夏季全体研修会

8月26日(月)に言語聴覚士の後藤 多可志先生を講師に迎え、

『発達段階からみる個に適したコミュニケーション ~2事例の解説から~』をテーマに

個々の発達段階に適したコミュニケーションツールについて研修会を行いました。

”コミュニケーション”となると、どうしても”言語”というイメージもありますが、

今回は”言語”に縛られず ”個々に適した” をポイントとし、事例を基にしながらご講義いただきました。

夏休みもあと少し!

学校では2学期に向けて様々な準備をし、みなさんに会えるのを楽しみにしています♪

夏休みに家族で遊べる「ふれあいあそび」

今月の活動報告は夏休み特別バージョンとして、夏休みに家族で遊べる自立活動で行われている活動を紹介します。

今回のテーマは「触覚」です。「さわる・ふれる」役割のある触覚は、うまく活用できないと、

人に触れられても安心したり心地よさを感じにくかったり、

身体の動きがぎこちなくなったり、姿勢が上手に保てなくなったりと、

生活や学習の困りごとにつながりやすいです。

学校では、そんな困難さの原因になりやすい「触覚」を上手に使えるようにするために、

自立活動の指導や授業の始まり、ちょっとした遊びの時間にスキンシップや手遊び等をたくさん取り入れてアプローチしています。夏休み中にもご家庭で『楽しく♪』遊んでもらえると、学習の効果が持続するかもしれません。

今回は二つの活動を紹介します。

①いろいろな感触に触れてみよう

タオルやスポンジ、筆、つぶつぶ付きの軍手、空き缶などの様々な感触の素材を用意します。

まずはお子さんと一緒に触って楽しみます。その感触を「ざらざら」「つるつる」等の擬音にしてみると感触を認識しやすいです。慣れてきたら、目をつむったり、背中などの見えない部分にトントンしたりすりすりしてみて、どの素材だったかの当てっこをするのも楽しいですね。

触られることが苦手な子には空き缶のように面がつるつるでひんやりしたものが受け入れやすいですし、

触られることに気づきにくい(こちょこちょがきかない)子には軍手やスポンジがわかりやすいです。

 

②背中に〇×

これは①の応用です。

まずは、一緒に紙などに描いた〇と×を指でなぞって形を確認します。

その後に見える体の部分に書いて確認したら、いよいよクイズです。

背中に〇×を書きます。言葉で伝えることが苦手な子は、紙に書いた〇×に指をさしてもいいですね。

ステップアップとしては、三角や四角を足したり、数字にチャレンジも!背中だけではなくいろいろな体の部分でやっても楽しいです。大人であれば、「横向きの漢字」等がとっても難しいのでチャレンジしてみてください。

 

どの活動もお家では、「楽しく♪」を大切に取り組んでみてください。

素敵な夏休みになりますように!

自立活動部:西塚

 

外部専門家来校( 作業療法士 / 臨床心理士 )

先日、作業療法士の小川先生 と 臨床心理士の遠藤先生が来校されました。

日中は児童生徒観察を行っていただき、

放課後にはそれぞれの専門分野から、

お子さんの行動の捉え方や指導支援方法について担任へフィードバックをしていただきました。

 

中学部 自立活動(クラス自立)

今回は、中学部1年の自立活動(クラス自立)の様子をご紹介します。

 

両手にボールを乗せたカップやおぼんを持ちながら順路に沿って運ぶという活動になります。ただ、その順路は足裏を刺激するものばかり!今の時期らしく裸足で!動作調整や姿勢保持を主なねらいとして取り組んでいます。

また、一人一人違うルートや課題を設定することで、個々のねらいに応じた活動になるように工夫しています。

 

  

 

裸足になる機会は少ないからか、靴を履いた状態では難しい姿勢にも楽しみながら果敢に挑戦しています!