投稿日時: 2021/09/01
自立活動部担当*
自立活動の指導の充実を図るために、職員向けの研修会を行っています。大学の先生等を講師に招き、授業研究や事例研究等を行っています。
【平成25年度の取り組み】
今年度は『コミュニケーションの力』にスポットを当てて研修を行いました。
- 【テーマ】
『コミュニケーションの力をつけるために、何が必要か』 ~将来を見据えた自立活動の実践を目指して!!~ - 【講 師】
和光南特別支援学校 小池八重子教頭先生 - 【内 容】
[1]抽出自立活動参観 [2]研究協議(3分科会) [3]全体報告会 [4]講義『知的障害特別支援学校における自立活動の意義と実践例』 ~コミュニケーションの力をつけるために、何が必要か~
普段なかなかできない抽出自立活動の指導場面を実際に参観してもらい、分科会の中で児童生徒の実態や課題の
捉え方、自立活動の内容や具体的な支援方法について協議しました。
また、本校(当時)や埼玉県教育委員会、現場と行政の双方で勤務経験を持つ小池先生からは、
- なぜ、自立活動を行うのかを再確認
- 児童生徒本人の『困難さ・課題』の背景原因を考える
- 『個々の状態』『合意』『対峙』『ルールの理解』『達成感・満足感』が指導の鍵
- コミュニケーションの力をつけるために、『かかわり手のあり方』が重要
- 伝わる喜び、安心感、共感性・共有性、自己選択・自己決定を大切に
ということを、実際の指導事例の紹介やご自身の指導経験を交えながら、具体的にお話し頂きました。そして、社会で生き抜くためには、困難を乗り越える力が必要で、そのためには『自己肯定感』を育む指導が大切、ということを教えていただきました。